臨書・・・王羲之『十七帖(瞻近帖)』より

こんにちは!
今年も残り1週間を切りました。今日で今年の稽古修めです。
このところ良い天気が続いている水戸ですが、
日に日に寒くなってきていると感じます。
今日もよい天気ですがとても寒いです><



さて、草書を臨書する場合に基本となる法帖は何かと問われた時、
王羲之の『十七帖』と孫過庭の『書譜』がまず挙げられると思います。



そこで今回は、王羲之の『十七帖』を採り上げてみます。



王羲之の『十七帖』は代表的な拓本として、上野本三井本があります。
これは、上野本の瞻近帖(せんきんじょう)の部分です。

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上野本は、線質が穏やかで転折部分が自然な形をしていて、
流麗な筆運びを捉えることができます。
ですから、そのような視点で学びたい場合は、
この上野本で学ぶのがよいと思います。



そしてこれは、三井本の瞻近帖の部分です。

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三井本は、転折部分で筆を一度離してから入れ直している、
いわゆる《断筆(だんぴつ)》があったりして、その解釈が難しかったりしますが、
それゆえに点画がより直線的でしっかりしていて線質も力強いものですから、
草書の基本点画を学ぶのに適していると思います。




そこでその中から三井本をもとに瞻近帖の冒頭の部分を臨書してみました。

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「 瞻近無縁省苦 」

最後の「苦」はうっかりすると「花」に見えてしまうので、
「苦」だとしっかり認識して書くことでしょう。



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「 但有悲歎足下 」

3文字目の「悲」の下部は「心」だとしっかり認識して書くことでしょう。



といったように、草書を書く場合は、
この画はどんな画なのかをしっかり認識しよく理解したうえで書くことが大切です。
それでもわかりづらいときは、面倒でも字典で確認することをおすすめします。


今回は以下の法帖をおすすめします!
まずこちらは上野本の『十七帖』です。

十七帖
天来書院
王 羲之
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そしてこちらは、三井本の『十七帖』です。



どちらも、骨書きや書き順の解説もあり、習いやすくなっています。

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この記事へのコメント

チームひまわり
2011年12月27日 07:24
ぼくあん先生、お久しぶりです。

以前メールでお聞きしたのですが、十七帖はこの法帖がおすすめなんですね…他の有名な古典はいかがでしょう?私は二玄社のを数冊しか持っていなくて…
他の古典でも、おすすめがありましたら教えてください、お願いします!
ぼくあん
2011年12月28日 16:51
ひまわりさん、こんにちは^^

メール・・・そうでしたっ!
先ほどお送りいたしました^^;

おすすめの古典、
徐々にこちらで紹介してみますね^_‐☆
だんだんにそろえていって、古典のすばらしさを味わっていきましょうネ^^

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  • プラダ トート

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